- アジ(鯵)の特徴や生態
- アジ(鯵)の生育場所
- アジ(鯵)の旬の時期
スーパーでよく見かけ、よく食べられている魚のアジ(鯵)ですが、
その生態についてや旬の時期など良く知られていないのではないでしょうか。
今回はそのような身近な魚アジ(鯵)にスポットを当てて
ますますアジ(鯵)が大好きになるような内容をご紹介していきます。
目次
アジ(鯵)の種類や生態と特徴
私たちがスーパーで売られているアジ(鯵)は、
「マアジ(鯵)」と呼ばれているものです。
「マアジ(鯵)」も2種類に分類され、
回遊型の「クロアジ(鯵)(背グロ)」、
居つき型の「キアジ(鯵)(黄アジ(鯵))となります。
アジ(鯵)は日本海や東シナ海に個体数がたくさんいます。
アジ(鯵)は群れで行動します。
水族館でも水槽の中でたくさんの群れで行動する姿をみることができます。
海でも同じように群れで行動をしています。
アジ(鯵)のえさは稚魚は植物性プランクトンや動物性プランクトン(アミ)を食べて大きくなります。
大人になると肉食性になり、甲殻類、イカ、小魚なども捕食して食べます。
アジ(鯵)の体の特徴はわかりやすく、
尻尾の近くの部分に「ぜいご」と呼ばれるぎざぎざした部分があります。
なぜ、「ぜいご」があるかといいますと、
固いので身を守るためにあるのではないかとか、後方から他の魚に襲われたときにパリアとしての機能があるのではないか、
などさまざまな説がありますが、実際のところまだよくわかっていません。
アジ(鯵)は白身魚でフライ、さしみ、焼き魚などさまざまな料理に使われていて、
子供でも骨をとって食べることのできる食べやすい魚です。
アジ(鯵)の生息場所
アジ(鯵)は海にすんでいる魚です。
アジ(鯵)は水面から水深150メートルくらいまでをすみかとしています。
回遊型のクロアジ(鯵)は、
砂浜のあるところから、沖合いの水深10メートルから100メートル前後を群れで移動しながら泳いでいます。
アジ(鯵)旬の時期・季節はいつ
アジ(鯵)の旬は4月から7月遅くても8月までとなっています。
季節でいうと初夏から夏ということになります。
旬の時期は産卵時期とも関係してきます。
産卵は暖かい九州では3月から5月ごろにはじまります。
東北地方では、5月から7月に産卵し、中部・関西方面では5月から8月に産卵します。
産卵は夜おこなわれ、アジ(鯵)の産卵数はアジ(鯵)の体の大きさによって違いがありますが、
最大でおおよそ40万粒程誕生し、40時間ほどで稚魚がふ化します。
アジ(鯵)の漁獲量ですが1960年代は年間50万トンありましたが、
近年では漁獲量は減少していて、2012年では16.7万トンまで減少しています。
アジ(鯵)の販売価格・値段の相場は?
アジ(鯵)の全国小売価格の相場は、
2018年8月は100グラムあたり123円です。
(総務省統計局 小売物価統計調査 2018年9月21日発表による)
2015年からの調査では最も高かったのが2015年2月で、
100グラムあたり140円です。
もっとも安かったのが2015年12月で99円でした。
2015年は価格が100グラムあたり41円も違うなんて、驚きです。
しかし、小売価格を見ると、平均して100グラム当たり100円台から140円くらいに推移していますのでスーパーでは買いやすい魚といえるのではないでしょうか。
アジ(鯵)のまとめ
- 私たちがスーパーでよく見かけるアジ(鯵)は「マアジ(鯵)」という種類のアジ(鯵)です。
- アジ(鯵)は海の比較的浅いところにすんでいます。
- アジ(鯵)の旬は初夏から夏にかけてです。
アジ(鯵)はスーパーで手に入りやすく、さまざまな料理を作ることが出来ます。
子供にも大人にもよく食べられています。
この記事を読んで大勢の人にアジ(鯵)を好きになってもらえたらうれしいです。