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キビナゴ(きびなご)の生態と特徴 | 旬の時期・価格や相場をご紹介!

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きびなごの画像

引用元:Weblio辞書

  • キビナゴ(きびなご)の特徴や生態、生息地
  • キビナゴ(きびなご)の旬の時期
  • キビナゴ(きびなご)の価格と相場

今回はこのようなことがことが分かる記事になります。

太刀魚やアナゴを釣る餌として使えるキビナゴ(きびなご)ですが、スーパーでは食用として普通に売られています。

時期によってはおいていませんが、栄養価が高く小さいながらも旨味がしっかりとつまっています。

今回は、キビナゴ(きびなご)の特徴や生態、旬の時期や価格について紹介していきます。

目次

キビナゴ(きびなご)の生態と特徴

キビナゴ(きびなご)はニシン科に分類される魚の一種です。

成魚は全長10cmほどしかなく、体は前後に細長い円筒形です。

頭部が小さく口先が前方にとがっていることが特徴です。

体側には幅広い銀色の縦帯があり、その背中側に濃い青色の細い縦帯が隣接しています。

鱗は円鱗で、縦1列の鱗は39~44枚ほどありますが剥がれやすく、漁獲後にはほとんどが脱落してしまいます。

海中にいる時は背中側が淡青色、腹側が白色ですが、鱗が剥がれた状態では、体側側の銀帯と露出した半透明の身が目につくようになります。

主に動物プランクトンを捕食している一方で、大型肉食魚や海鳥類を天敵としています。

熱帯地域ではほぼ周年で産卵しますが、亜熱帯海域では春から秋にかけての産卵期があり、例えば西日本近海での産卵期は4~11月になります。

産卵期には成魚が大群をつくって沿岸の産卵場に押し寄せます。

繁殖集団は潮の流れの速い地域に集まり、海底を泳ぎ回りながら産卵を行います。

キビナゴ(きびなご)は浅海の砂底に、粘着性の沈性卵を産み付けます

1週間ほどで孵化して、寿命は半年~1年ほどとみられています。

西日本では夏から秋生まれのものが翌年の春に産卵し、孵化した子供がその年の秋に産卵し、寿命を終えていると考えられています。

キビナゴ(きびなご)の生息場所

キビナゴ(きびなご)は、インド洋と西太平洋の熱帯・亜熱帯地域に広く分布しています。

外洋に面した水のきれいな沿岸を好み、大きな群れを作って回遊し、海岸にもよく接近しています。

日本では、鹿児島や長崎などの九州地方での水揚げ量が多いです。

キビナゴ(きびなご)の旬の時期・季節はいつ

キビナゴ(きびなご)の身が締まり、美味しくなる旬は12月から2月頃の寒い冬です。

しかし、産卵期を迎える春から初夏頃にかけては、海岸近くに産卵のためによって来るため、漁獲量が増えます。

この3月から6月頃までは子持ちのキビナゴ(きびなご)が多く取れるため、この時期も旬といえるでしょう。

つまり、キビナゴ(きびなご)には年に2回旬があり、どちらも違った魅力があるということです。

産卵期の子持ちキビナゴ(きびなご)は、腹に白子や卵が入っているため、塩焼きやてんぷらがおすすめです。

一方、寒い時期のキビナゴ(きびなご)は骨もやわらかく、頭だけとって刺身にするのがおすすめです。

また、唐揚げやしゃぶしゃぶなどでも美味しくいただけます。

キビナゴ(きびなご)の販売価格・値段の相場は?

キビナゴ(きびなご)はとてもデリケートで、きれいな水の中でしか生きることが出来ません。

水からあげるとすぐに死んでしまい、鮮度が落ちるのも早いです。

そのため、漁獲されたキビナゴ(きびなご)はすぐに氷水につけて鮮度を保っています。

スーパーなどでは鮮魚よりも干物や冷凍で売られていることのほうが多いですが、流通網の発達により、最近では刺身で販売されていることも多くなりました。

売られている状態によって値段に差はありますが、1パック200~500円で販売されています。

キビナゴ(きびなご)は、目が黒く澄んでいて体にハリがあり、銀白色の帯がはっきりと鮮明になっているものが新鮮です。

キビナゴ(きびなご)のまとめ

  • キビナゴ(きびなご)の成魚は前後に細長い円筒状で全長10cmほどしかなく、頭部が小さく口先が前方にとがっていることが特徴です。
  • キビナゴ(きびなご)には身が締まって旨味が増す冬と、子持ちの状態である春から初夏にかけての1年に2回旬の時期があります。
  • キビナゴ(きびなご)はデリケートな魚で、水揚げするとすぐに死んでしまい鮮度が落ちるため、すぐに氷水に漬けて鮮度を保ちます。

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