- ズワイガニの生態と特徴
- ズワイガニの生息場所
- ズワイガニの旬と価格の相場
寒い季節になると食べたくなる食材の一つに「カニ」が挙げられます。
三大蟹と言われる「ズワイガニ」「タラバガニ」「毛ガニ」はとても人気があります。
スーパーマーケットや百貨店、通販で気軽に買えて、家でも美味しく楽しめますよね。
今回は、ズワイガニについて、生態や旬の時期などをご紹介します。
目次
3. ズワイガニの生態と特徴
ズワイガニ(楚蟹)は、十脚目ケセンカニ科に分類されるカニです。
(十脚目とは甲殻類の総称です。)ベニズワイガニなどの近縁種も有名です。
ズワイガニの「ズワイ」は、細い枝を指す「すわえ(はすえ)」がなまった事が由来と
言われています。
そして漢字では「津和井」とも書かれます。
体色は全身が暗赤色をしてます。
オスは甲羅が15センチほどまで成長するのにたいして、メスは8センチぐらいにしかなりません。
なので、脚を含めた全体のサイズとなると、
オスが50センチぐらいメスが25センチぐらい、と大きさの違いがはっきりと出ます。
その理由は、オスは生涯脱皮をしていくのですが、メスは産卵をすると脱皮しなくなるのです。
カニは脱皮すると大きくなるので、脱皮の回数が多いオスが大きくなるというわけです。
それほど大きさの違いがはっきりしているため、地域によって別の名前がつけられています。
【オス】エチゼンガニ(北陸地方、地名)、
マツバガニ(出荷の際に折りたたまれる脚が松葉に似ていることから)
タイザ、タイザガ二(間人蟹、漁港の名前)など。
【メス】オヤガニ、コッペガニ(山陰地方)
セコガニ、セイコガニ(北陸地方)
コウバコガニ(子箱カニ、香箱カニ。北陸地方)など。
その他、メスは甲羅の中に産卵前の卵を抱えていることが多いのも大きな特徴の一つですので、
ズワイガニについてあまり詳しくなくても、オスとメスの区別は簡単なのではないでしょうか?
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ズワイガニの生息場所
日本海(山口県より北)、北太平洋(茨城県より北~カナダ)、ベーリング海と広く分布しています。
推進50~1200メートルほどの砂泥底に生息していますが、主に水深200~600メートルほどの深海で、
水温は0~3度程の水域を好みます。
食性は雑食性で肉食性が強く、貝など捕食するほか、海底に落ちた魚介類の屍骸、自分の脱皮し
たも殻食べます。
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ズワイガニの旬の時期・季節はいつ
旬と値段の相場について
ではズワイガニの旬は地域によって多少差があります。
まずは漁期ですが、
【新潟より北】10月1日~翌年5月31日
【富山県より西】11月6日~翌年1月10日(オスは翌年3月20日まで)
【オホーツク海】4月~5月
になっています。
そして特に美味しく食べられる旬の時期は、
【日本海】12月~3月
【北海道】4月~5月
【ロシア】4月~7月
となっています。
カニは冬!とイメージが強いですがが、実は春までは旬の時期が続きます。
しかし、本物の旬、生のズワイガニを食べようと思うと、現地で一杯2万円以上、
高いものですと10万円以上のものもあります。
2万円以下となると小さなカニになってしまいます。
やはり買いやすいく値段も手ごろなカニとなると、冷凍になりますよね。
冷凍のカニですと、旬は関係なくなります。
旬の時期に獲ったものを冷凍しているからです。
生に比べれば多少味は落ちますが、冷凍技術の発達で、食べたい時に一年中いつでも食べれ
るうえに、味も十分美味しいので満足できます。
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ズワイガニのの販売価格値段の相場は?
値段の相場ですが、姿一匹丸ごと(ゆでカニ)ですと、ロシア産600g3000円~4000円
800g4000円~6000円ぐらいのようです。
。
国内産ブランドカニになると、600g9000円~12000円 800g13000円~15000円 と、
10000円ぐらい違います。
カニ脚だけの冷凍の通販もあります。
1㎏3000円~4000円 5㎏10000円前後です。
業者のほうも数を捌きやすく取り扱いしやすいので安めに購入できる上に、味は変わ
らないのでいいですね!(カニみそはありません。)
殻がないポーションタイプは、1㎏6000円~10000円。
鍋物など使いやすさと食べやすさが魅力です。
ズワイガニのまとめ
- ・ズワイガニはオスとメスの違いが大きい。
それぞれの特徴を知って楽しみましょう。
- ・ズワイガニの旬は意外と長い。
冬だけの食べ物だと思っては損かもしれません。
- ・ズワイガニの値段は国産は10000円前後。
外国産や冷凍など種類も相場の色々あります。
ズワイガニは文句なしで美味しい!のは分かっていますが、詳しく知れば楽しみも増えますね。
食べられる時期も値段も、自分に合ったものを選んで美味しく食べましょう。
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