貝類

大あさり(ウチムラサキ)とホンビノス貝の違いは?特徴と旬の時期・値段を紹介

更新日:

・大あさり(ウチムラサキ)の生態と特徴
・大あさり(ウチムラサキ)の旬
・大あさり(ウチムラサキ)の値段と相場
・大あさり(ウチムラサキ)とホンビノス貝との違い

を知ることができます。
その名前から「大きなアサリなの?」と思われるでしょうが、実は全くの別物なのです。

実はラッコの餌として知られている貝です。
ラッコが石で叩いて割っている貝、あれがオオアサリだとイメージしてもらえるとわかりやすいでしょう。

今回はそんな大あさり(ウチムラサキ)の生態や特徴、生息地域、旬の時期、販売価格などを紹介していきながら、
よく間違われるホンビノス貝との違いについてもご紹介をしていきます。

目次

大あさり(ウチムラサキ)の生態と特徴

オオアサリは一見アサリ、またはホンビノス貝に似ていて、良く間違われます、しかし、細かい違いがたくさんあります。

貝殻の表面の模様

オオアサリは貝殻の表面が灰白色で模様はありませんが、貝殻の成長に伴って生じる線が貝のつなぎ目から規則的に広がっています。

一方、普通のアサリは灰白色のものの他に白色や黒色のものもあり、異なる色が混ざっていることもあります。

模様も不規則なものになっています。

貝殻の内側が濃い紫色をしています。

オオアサリの正式名称「ウチムラサキ」という名前の由来はここから来ています。
一方、普通のアサリは貝の内側が白い~濃い紫色なので違いがはっきり分かります。

また、殼の内側は天の橋立にも見えるため別名「橋立貝」とも呼ばれています。

大きさは女性の拳くらい

味噌汁にいくつも入れられる大きさのアサリとは全く違うサイズです。
こうなると、焼き物の方がメジャーな食べ方ですね。
味噌汁にも入れられますが、大きいため剥き身にしないといけません。

他にも、入水管と呼ばれる管から海水ごと餌を吸い取り出水管から糞をするという特徴があります。

その特徴を利用して、兵庫県ではオオアサリを養殖のりの色落ち対策に利用してみようという試みもあります。

貝殻が厚くて重いので、バーベキューで網に乗せると貫禄が出ます。

大あさり(ウチムラサキ)の生息場所

北海道南部から九州にまで生息しているが、主に愛知県三河湾や伊勢志摩地方で採られていて、実際に旅館で焼いて出されるのが定番となっています。

「潮干狩りでこんな大きな貝が取れたらいいな」と言いたいところですが、残念ながら水深10メートル以上の海底に生息しているため普通のアサリとは違って潮干狩りで採ることはできません。

大あさり(ウチムラサキ)とホンビノス貝の生息場所の違い

ホンビノス貝は元々は北米に生息していた貝で、元々は日本には生息していない貝でした。

北米からの船などに付着していたホンビノス貝が東京湾などで繁殖をした物が、現在でた沢山とれるようになったためにスーパーなどでも最近販売をするようになったといわれています。

大あさり(ウチムラサキ)の旬はいつ

大アサリの旬は3月~6月と言われています。
これはあくまでも一説であり、季節を問わず採れて一年中美味しい貝です。

ただし、オオアサリはアサリと同じで4~5月あたりに貝毒が起こるリスクがあります。

実際は貝毒を持ったあさりは出荷段階ではじかれてしまい、市場に出回ることはほとんどありません。

しかし可能性はゼロではないため、春先にオオアサリを食べる時はあたるリスクを頭に入れておくのが良いでしょう。

東海地方ではスーパーで売られていますが、他の地域にお住まいの方はAmazonや楽天での購入をおすすめします。

できれば現地まで旅行に行って、旅館で食べたりお土産に持ち帰れたりしたら素敵ですね。

大あさり(ウチムラサキ)とホンビノス貝の旬の時期の違い

ホンビノス貝は季節に関係がなく1年中採れる貝ですが、潮干狩りの時期にあさりなどと一緒にとれる事があり、3月~4月頃が旬の時期だといわれています。

6. 大あさり(ウチムラサキ)の値段の相場は?

1年中取れて、とっても食べ応えがある大あさりですが、都内のスーパーなどではなかなか見かける事ができません。

そんな、大あさり(ウチムラサキ)を購入ができる方法を調査いたしました。

大あさり(ウチムラサキ)は通販で販売している?

・大あさり(ウチムラサキ)は楽天では販売している?

楽天で詳しく見る

1キロ1000円台~2500円前後が多いです。
普通のアサリと同じか少し高い程度ですが、楽天では1万円を越えるものも売られています。

殼つきで売っていますが、貝殻が片方ついているものはその分個数が多く入っていてお得です。

大人数でバーベキューをする時の食材にしたい時は、貝殻が片方だけのものをおすすめします。

半分に分ける手間も省けて一石二鳥です。

熱を通すと身が硬くなるなど調理が難しいため、関東では値段が安くなる傾向があります。

・他の貝も食べたい場合には海宝焼がおすすめ

楽天で詳しく見る

大あさり(ウチムラサキ)以外の貝も一緒に食べたい!
といった方におすすめなどが、牡蠣やサザエやホタテなども一緒に入っている海宝焼がおすすめです。

色々な種類が楽しめます。

大あさり(ウチムラサキ)ホンビノス貝との価格の違い

よく間違えられるホンビノス貝の相場は700円~800円程度で販売をされています。
ホンビノス貝の方が若干安く購入ができます。

大あさり(ウチムラサキ)のまとめ

  • オオアサリはアサリの大きいものと間違われがちだが、全くの別物であり貝殻の模様や色に違いがある。
  • ホンビノス貝は元々日本に生息していなく、アメリカから来た個体が繁殖した
  • オオアサリは愛知県や三重県の名物。
  • オオアサリの旬は3~6月。

焼くだけというシンプルな調理方法で食べられるオオアサリですが、東海地方以外ではなかなか店頭で買えないため、バーベキューのネタにしたい時はネット通販で買うと良いでしょう。

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