シマアジは体に黄色の縦縞がついているのが特徴的ですが、その他にもギュウギュウと鳴くことがある面白い魚です。
夏から秋にかけて脂がのるので、お刺身やお寿司など生で食べることでシマアジの美味しさを堪能できます。
漁獲量が減り天然のシマアジの価格は2キロで10,000円~20,000円ほどで売買されていますが、
養殖物だと1キロが2,000円~3,000円で売られているため、
手を出しやすい値段になっています。
目次
シマアジの生態と特徴
一般的なアジと比較をすると、体に綺麗な黄色の縦縞がついていることからシマアジと呼ばれ、漢字では縞鯵と書きます。
シマアジの大きさは60cm~80cmで重さは約3キロ~5キロあり、
最大で全長122cm、体重18.1キロとされていますが、
一般的なシマアジの大きさは1mほどです。
体形は側扁しており、左右対称の紡錘形で他のアジよりも体高が高くなっています。
背の部分は青緑色になっていて、腹側は綺麗な銀白色でエラから尾の付け根にかけて黄色の縦縞がまっすぐついていますが、
成長するにつれて縦縞が薄くなり消えていく個体もいます。
シマアジはマアジとよく似ており、背ビレを背の中に収めることができて、
胸ビレは胴の半分ほどの長さで、胸ビレ付近には黒い斑紋があります。
尾の部分にはアジ特有のゼンゴと呼ばれる棘状になった鱗があり、
シマアジはギュウギュウと鳴く少し変わった魚です。
沿岸から沖合いの水深200m付近を群れで遊泳して、小魚や甲殻類などを好み、
海底の砂の中に潜んでいる小動物などを吸い込み捕食します。
冬が繁殖期なので、12月~3月の期間に日本近海で産卵をする。
消化器官が短いシマアジは、大量のエサを捕食することが出来ないため、
小さなエサを少しずつ食べて生活をしている。
シマアジの生息場所
シマアジは東部太平洋以外の亜熱帯や温帯の沿岸海域に生息し、日本近海では新潟県以南や、太平洋側では三陸以南から沖縄付近まで広く生息しています。
日本近海ではシマアジの成魚がほとんど存在しておらず、赤道付近の亜熱帯海域にも生息していない。
シマアジの旬の時期・季節はいつ
シマアジは年中漁獲されており養殖も多い魚介類ですが、
冬に産卵期を迎えるので夏から秋にかけて脂がのり、
お刺身やお寿司だけではなく煮付け、洋風料理などにも好まれ使われています。
大きいサイズのシマアジは脂肪が付きすぎているが、中型のものは上品な肉質でお刺身にするのがオススメです。
6月~9月の旬の時期に、漁獲されたシマアジはあまり出回ることがないので、手に入れるのは少し難しいです。
養殖されているシマアジは天然よりも多少味は落ちますが、本来の生活に近い環境で育てられているので十分美味しいのですが、値段も少し高くなっています。
シマアジの販売価格・値段の相場は?
天然のシマアジは年中漁獲されていますが、毎年漁獲量が少なくなっており高級魚なのでとても高い値段で取り引きが行われています。
シマアジの天然物は約2キロで10,000円~20,000円ほどし、購入することを躊躇うほどの価格です。
養殖のシマアジは1キロで2,000円~3,000円ほどで手に入れられるので、少し値は張りますが天然物よりもお手軽に購入することができます。
旬の時期を迎えると天然、養殖のどちらも価格が上がるので少しでも安い値段で手に入れたい方は旬の時期を避けるといいでしょう。
スーパーマーケットなどに出回ることがあまりないので、ウェブサイトを利用して購入するのもオススメです。
シマアジのまとめ
- 一般的なアジと比較すると、特徴的なシマアジ
- シマアジを購入するなら旬を避けるのもオススメ
- 手に入れるのが難しいので、ウェブサイトで購入する方法もある
一般的に知られているアジとシマアジを比較してみると、シマアジは体に黄色の縦縞が入っていて体形は側扁しており、左右対称の紡錘形をしているので体高が高くなっています。
シマアジは高級魚として扱われており、天然物は2キロで10,000円~20,000円します。
養殖物でも1キロで2,000円~3,000円ほどして、旬の時期になると価格が少し上がるので、購入するなら旬を避けるのもオススメです。
年中漁獲されているシマアジですが、漁獲量は減少しているので出回ることが少なくなっており、手に入れるのが難しい場合にはウェブサイトで購入する方法もあります。