- ・サザエの生態や特徴
- ・サザエの旬の時期
- ・サザエの価格と相場
今回の記事はこのような事が分かり記事になります。
サザエは大きな巻貝です。
スパーマーケットでも魚屋さんでも年間を通じてよく目にする巻貝です。
サザエはつぼ焼きやお刺身など磯の香りを漂わせ食欲をそそります。
貝にはおはじきみたいな白い蓋が付いていて、貝には棘があるなどとても特徴的な巻貝です。
それでは今回はそんなサザエの生態や特徴・旬の時期や相場、価格などを紹介していきます。
目次
サザエの生態と特徴
腹足綱古腹足目リュウテン科、サザエ亜属に分類される巻貝の一種です。
姫サザエとサザエの違いは?
棘のある殻が特徴的ですが、個体によっては棘のない殻の個体も存在します。
小型のものを「姫サザエ」などの言い方をすることもあるようですが、「姫サザエ」という種は存在していません。
殻は大きなもので12㎝以上になる個体もあります。
しかし、日本海側では概ね10㎝程度までしか成長しないといわれています。
棘は個体によって差があります。
水の流れが影響していると考えられており、水流の激しいところでは長く、水流の穏やかなところでは短くなる傾向にあるようですが、遺伝によるものとの推測もあり、実際の要因ははっきりしていません。
サザエのオレンジ色の部分は足の裏?
頭部には一対の触角があり、その外側に目があります。
足は筋肉質で非常に発達しています。
サザエのお刺身などでよく見る、サザエのオレンジ色の部分ですが、
実はサザエの足の裏側になっていて、左右を前後させて動かすことで前進します。
筋肉が発達しているため、とても歯ごたえがありとっても美味しい部分になっています。
サザエの蓋は何のためにある?
サザエの特徴は殻の蓋です。
実は本当の蓋は蓋の裏側で褐色でらせん状のクチクラ質の部分を言います。
白い部分は褐色の蓋に炭酸カルシュウムが付着してできたものです。
このフタの役割は外敵から身を守るためについていて、外敵から攻撃を受けると、固く閉じて、開けられないようにして身を守ります。
しかしタコなどの外敵は簡単にサザエの蓋を外してしまうようです。
こちらは実際にタコがサザエをとらえている動画です。
サザエのは何を食べるの?
雄雌の識別は外見からは不可能です。
潮間帯から水深が30mほどの水域に生息し、大型なものほど深い水域で生息する傾向があります。
夜行性で夜になると岩礁を動き、海藻を歯舌で削り取るようにして食べます。
天敵も多く、クロダイ、タコなどに捕食されることがあります。
↓こちらの動画は実際にサザエが海藻を食べている動画です。
サザエの生息場所
潮間帯から水深30m程度までの磯に多く生息しています。
大きなものほど深い水域で生息する傾向があります。
分布は東アジアの海水温が比較的高い水域に生息しています。
日本では九州から千葉の太平洋沿岸、日本海側は九州から秋田あたりの水域に多く生息しています。
サザエのの旬の時期・季節はいつ
旬は春といわれていますが年間を通じて味などの差はないといわれています。
別な言い方をすれば一年中旬の時期と考えてもよさそうです。
産卵が夏に行われるので、産卵に備え養分を蓄えるとの側面から旬は春といわれているようです。
厳密に言えば、夏のサザエは産卵で身がやせるとも言われているので、冬から春を旬と考えるのが最もよさそうです。
水揚げは山口県や長崎県、愛媛県などで多く水揚げをされています。
時期によって大きな水揚げ量の差異はありません。
このことからも、あまり「旬」を意識したとらえられ方をしていないことがわかります。
あえて旬の時期を記せば冬から春となります。
サザエのの販売価格・値段の相場は?
市場での取引価格の相場は1㎏当たり1,000円前後が相場です。
小売価格となると1㎏で1,500円といったところでしょうか。
また、個体の大きさによっても価格は変動します。
小さいサザエに比べて、大型のサザエの価格は高くなります。
10cm前後を超えるものは大型に分類されます。
大型のサザエは1㎏あたり3,000円を超える価格で取引されることもあるようです。
また、季節間での価格の変動はそれほど大きくありません。
サザエの大小で味が変わるといったことはないといわれていますので、どのようにして食べるかでサザエを選ぶのがよさそうです。
サザエのまとめ
- ・サザエは10㎝以上にもなる大型の貝です。
- ・サザエは磯に生息しています。
- ・サザエは年間を通じて流通しています。
サザエはお刺身や、壺焼き、炊き込みご飯など磯の香りを漂わせるサザエは多くの人に好まれている食材です。
年間を通じて安定的に流通し、年間を通じて価格の変動もほとんどありません。
個体によって大きく味の変わることも、貝の大小で味が変わることもない安定供給されている貝なんです。