- オマールエビの特徴や生態
- オマールエビの旬の時期
- オマールエビの値段・価格と相場
今回の記事はオマールエビについてこのような事が分かる記事になります。
オマールエビはフレンチなどで良く使用されている食材です。
近年ではスーパーでも見かける事もありますが、
このエビの正式名称はヨーロピアン・オマールと言います、
漁獲量少ない事から高価で取引される事もあります。
調理方法としてはグリルや蒸し料理が多く、
深いコクがあります。
そんなオマールエビの特徴や生態について紹介します。
オマール海老(オマールエビ)の生態と特徴
オマールエビはユーラシア大陸沿岸に生息するヨーロピアンオマール、
そして大西洋アメリカ大陸沿岸のアメリカンロブスターの2種を指します。
前者は体長50cmほどですが、後者は大きくなると120cmにもなります。
ロブスターの様な形で大変大きなハサミが特徴的です。
しかしこのハサミは威嚇用に使われるのでエサを取ったり、
穴を掘る際には口元にある小さな顎脚が使われています。
調理後は目が覚める様な赤色をしていますが、
元々は青みがかった紫色が多いです。
但し色に関しては生息環境によっては赤褐色、
灰色、クリーム色になるケースもあります。
個体の多くは第一歩脚の関節辺りには赤い斑点が見られます。
岩礁や砂場に穴を掘って単独で生活をしており、
獰猛な性格をしています。
その為、水揚げされるとするにハサミを固定されます。
希少種の為、市場に出回る事は少なく、アメリカンロブスターの10分の1です。
しかし味わいは甘味とうまみが濃厚で、
とても繊細でアメリカンロブスターよりも上です。
日本への輸入は戦後からで、生クリームとオマールエビを合わせたアメリケーヌソースが有名です。
オマールエビの卵巣はとてもおいしいので、エビ本体よりも貴重であると言われています。
オマール海老(オマールエビ)の生息場所
大西洋、ノルウェーから地中海に多く生息しており、南アフリカ地域でも獲れます。
ヨーロピアンオマールはユーラシア大陸沿岸にある浅い海の岩礁、
アメリカンロブスターは大西洋アメリカ大陸沿岸の砂礫底に穴を掘って生活しています。
オマール海老(オマールエビ)の旬はいつ
一般的なエビの旬が6月から9月ですが、
オマールエビは全く旬が異なります。
4月後半から6月にかけて、更には12月から1月と食材には珍しく2回の旬があります。
この時のオマールエビは脱皮を済ませているので、
身体が大きくしっかりと身が詰まっています。
オマールエビは50cm~1mのものが市場に出回る事が多く、
中には120cmと特大のオマールエビもいる様です。
オマールエビのご当地であるナダの東海岸のニューブランズウィック州では、
旬のオマールエビを使った料理を振る舞ったロブスターフェスティバルを開催していて、
ショーや早食い大会などでにぎわっています。
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オマール海老(オマールエビ)の値段の相場は?
フレンチや料亭などで提供されるオマールエビは、
良い値段である事が多い様ですが相場はどの程度でしょうか。
希少種であり、獲れる量もある程度決まっている事から、
キロ辺り3500~5000円前後で設定されています。
一般的なロブスターの倍以上の価格になる事もあり、
高価取引される品種です。またフランスのブルターニュ地方、
またはノルマンディー地方で獲れる青みかがったオマールブルーと呼ばれるオマールエビは味や香り共に良く、
最高峰と言われて取引しています。
これら最高峰のオマールエビになると6000~1万円で取引される事も珍しくありません。
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オマール海老(オマールエビ)エビのまとめ
- 日本でも見かける様になったオマールエビはヨーロピアンオマール・アメリカンロブスターの2種類に分かれている。
- 性格は獰猛だが大きなハサミは威嚇用として使われている。
- 大西洋、ノルウェーから地中海、南アフリカ地域に生息していて旬は4~6月、12~1月と2度やってくる。
取引相場は3000~5000円だが、
最高峰であるオマールブル―は大きさや状態によって1万円程で取引される事もある。
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