小カブから大カブや色々な種類が多く出回っていますが、ここで紹介するカブは小カブです。
カブは葉も茎も美味しく食べられ栄養効果抜群です。
野菜の中でも比較的に簡単に作れて失敗しないのでプランタ-でも作ることが出来ます。
カブに含まれる栄養について
カリウム、カルシウム、食物繊維、ビタミンA,B.C、鉄、B-カロテン、ジアスタ-ゼ、ミラ-ゼなど多くの栄養が含まれています。
カブの葉は栄養の宝庫
カブは処分してしまいがちの葉は栄養宝庫で沢山の栄養素を含んでいます。
ビタミンA、B、C、カルシウム、鉄、食物繊維がたっぷり、根の部分よりも多くの成分が含まれています。
カブの葉は根の約10倍の栄養が含まれている成分があります。
根の部分はでんぷん分解酵素ジアスタ-ゼ、消化を助け胸やけを防ぐ効果があります。
カブの栽培方法
カブの生育温度は15~25度、発芽適温は20~25度です。
カブは苗から移植できないので、畑やプランタ-に直接種を撒いて栽培を行います。
カブの種を10~15cm間隔撒きます。
発芽しない種もあるので補償として3~4粒撒き、土をかぶせてたっぷり水をやります。
発芽するまで、表土が乾かないように水やりを行います。
種から約2週間程度で本葉が出てくるので、間引きをして徐々にカブが大きくなるよう間隔をあけて、何度もこの作業を行うことが必用とされます。
間引き後はカブ間に肥料を与え土寄せをしてカブを成長させていきます。
カブの収穫時期
種まきから約50日で収獲期を迎えられます。
小カブの場合は直径5㎝くらいが収獲の目安になりま。直径8~10cmになるまでに収穫を終えます。
見た目で収穫を判断する時は用土から出ている首の部分を少し掘って大きさを確認します。
大きいカブから順番に収穫します。
カブの葉の付け根の部分を持ち手で掴んで引き抜くと簡単に収穫できます。
小さいカブは収獲出来る大きさになるまで抜かずに成長を待ちます。
収獲のタイミングが遅れると熟れすぎてしまい「す」が入ってしまいます。
ぼそぼそと固くなり食感が落ちるので収穫のタイミングは注意します。
抜いたカブは数時間畑に置いて付いた土を乾かします。
カブの食べ方・調理方法
カブの葉と根本を切り分ける
カブは葉をつけて保存しておくと、葉に水分を抜かれ根元の養分が葉に抜かれてしまうので、葉と根元を切り分けます。
カブ葉の調理方法
カブの葉は粗く刻み、ごま油で炒め味付けに塩、白ゴマ、醤油を加えます。
ご飯にのせたり、炒め物、ス-プに加えることが出来て食感も良く香ばしい一品となります。
冷蔵庫に2~3日保存が出来ます。
カブの根の調理方法
根元の白い部分は、漬物や甘酢などが人気です。
煮物の時は茎の部分を少し残して切ることで、カブの存在を大きくすることが出来ます。
フライパンでオリ-ブ油を入れカブを適当な大きさに切って焼き上げると、
柔らかい食感でおいしい洋風のカブのクリル焼きの完成です。
炒めて、焼いて、漬物や煮物など多くの料理に活躍できる食材です。
カブの保存方法
カブの冷凍庫保存
カブの根も葉もそれぞれ乾燥しないように、新聞紙やポリ袋に密閉して入れ、約1週間程度冷蔵庫で保存できます。
カブの冷凍保存
カブは下茹でしないで生のままでも大丈夫です。カブをスライスなどしてからバッドなどに並べ一気に凍らせます。凍ってから保存袋に入れて冷凍します。
干して保存
カブを薄めの輪切りや半月切りなどにカットして、葉は刻んでおきます。
ザルの上に並べ3日ほど天日干しにします。
天日干しにする事で水分量がすくなくなり、栄養が凝縮され旨味が増します。
カブのまとめ
カブは日本全国それぞれの土地、気候にあった品種が生まれ、現在では80品種以上が栽培されています。
- カブは白い根の部分より葉の方が緑葉野菜として栄養が高い。
- カブの葉はスズナとして春の七草にも数えられています。
- 根菜の中でも比較的ひが通りやすいため煮物や炒め物に重宝し、煮物にしても、擦りおろしても、ほんのり甘く優しい味わいで色々な料理に使われます。