のどぐろ(アカムツ)の旬の時期
のどぐろ(アカムツ)の価格と相場
今回の記事では上記の内容について紹介します。
のどぐろ(アカムツ)は口の奥が黒いため、
"喉が黒い"という特徴からその名前がついている魚です。
近年では高級魚としても注目されており、
高いものだと1匹1万円前後もすることがあります。
そんなのどぐろ(アカムツ)について詳しくみていきましょう。
のどぐろ(アカムツ)の生態と特徴
のどぐろ(アカムツ)はスズキ科に属する魚です。
アカムツと呼ばれることもありますが、ムツとは別の種類で、
ムツのように犬歯はありません。
他にもメキン、ギョウスン、キンギョウオといった呼び名があります。
近年ではのどぐろ(アカムツ)という名称が一般的になってきましたが、
実は「アカムツ」が正式名称です。
東京ではいまだに「アカムツ」として取引されることもあります。
白身魚ですがたっぷりと脂がのっているため、
高級魚として取引されている点も特徴です。
「アカムツ」と呼ばれるようになった由来は、
「ムツ」という用語が「脂がのった」という意味を指しているからです。
「赤くて脂がのった魚」ということから、
「アカムツ」という名前がつきました。
のどぐろ(アカムツ)の全長は約40cmのものが一般的です。
背中はやや赤くお腹は銀白色です。
身体は平べったく目が大きいので、見た目は鯛に似ています。
そして、最大の特徴は、喉の奥が黒いことです。
口を開けて中を覗くと喉から内臓までが真っ黒になっています。
この特徴から「のどぐろ(アカムツ)」と呼ばれています。
水深100mから200mの程度のところに生息して、砂底に隠れていることが多いです。
主に甲殻類やイカを食べて生息しています。産卵期は6月~10月ごろです。
のどぐろ(アカムツ)の生息場所
のどぐろ(アカムツ)の生息場所は福島県・新潟県以南から九州です。
太平洋側よりは日本海側に多く生息しています。
他にも、台湾、フィリピン、オーストラリアなどにも生息しており、
日本近海だけではなく世界中に生息している魚です。
のどぐろ(アカムツ)の旬の時期・季節はいつ
のどぐろ(アカムツ)の旬は冬というイメージがありますが、
実は1年中脂がのっていて美味しい魚でもあります。
冬は海がしけて漁獲量が少なくなり価格が高騰することから、
冬が旬だといわれているという説もあります。
1番脂がのっているのは産卵前の8月~10月頃で、
このころに取れるのどぐろ(アカムツ)は刺身にして食べるのがおすすめです。
逆に秋から冬に取れるのどぐろ(アカムツ)はやや小ぶりのものもあるため、
煮つけや焼き魚にするのがよいでしょう。
また、子持ちののどぐろ(アカムツ)を食べるなら産卵期に合わせた
7月~9月がおすすめです。
のどぐろ(アカムツ)は1年中楽しめる魚なので、
自分が美味しいと思う時期を探してみるのもおすすめです。
のどぐろ(アカムツ)値段・価格の相場は?
のどぐろ(アカムツ)は高級魚としても有名な魚です。
特に冬場は値段が跳ね上がり、スーパーでも1匹2000円以上することもあります。
冬場以外でも20cmを超える大きなものは、
1匹1000円程度で販売されることが一般的です。
40cm近い大型のものは1匹1万円前後で取引されることもあります。
また、高級料亭でも提供されるお魚なので、
料亭などで食べると焼き魚で1万円近くすることもあります。
ただ、冬場には小ぶりののどぐろ(アカムツ)も多く漁獲され、
そういったものは比較的安価で入手することができます。
小ぶりののどぐろ(アカムツ)は南蛮漬けなどにして食べるのがおすすめです。
のどぐろ(アカムツ)のまとめ
・のどぐろ(アカムツ)は1年中美味しく食べられる
・のどぐろ(アカムツ)は高級魚で高いものは1匹1万円することも
今回はのどぐろ(アカムツ)について紹介しました。
のどぐろ(アカムツ)は1年中捕れるうえに、
刺身から焼き魚までどんな食べ方をしてもおいしい魚です。
いろいろ食べ比べて、あなたが美味しいと思う時期や食べ方を見つけてみてくださいね。