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ムツの生態と特徴 | 旬の時期・価格や相場をご紹介!

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引用:WEB魚図鑑

  • ムツの生態と特徴
  • ムツの生息場所
  • ムツの旬の時期
  • ムツの値段の相場

今回の記事はこのような事が分かる記事になります。

高級魚として有名なムツは、成長によって生息場所を変えていきます。

もっともおいしく味わえる旬の時期はいつ頃なのでしょうか?

超高級魚と言われるクロムツやドロムツの特徴も、あわせてご紹介したいと思います。

ムツの生態と特徴

スズキ目ムツ科ムツ属に分類される、肉食性の深海魚です。

この分類の魚は全3~4種類とされており、日本で捕れるのはムツとクロムツの2種類です。

この2種は見た目の判別が難しく、混同されることが多くあります。

見分けるポイントは体の側面にある、側線上のウロコの数です。

目安として58枚以下がムツ、60枚以上がクロムツとされています。

体の大きさもムツは50㎝前後のものが多いのに対して、
クロムツは100㎝を超えるものが多いのも特徴です。

150㎝を超える大型のムツは超高級魚として扱われ、
冬に鹿児島で捕れる「ドロムツ」は、大トロにも負けない脂がのっていることで有名です。

幼魚のうちは口の中が白く、成魚になると黒く変化します。

同じく口の中が黒い高級魚の「ノドグロ」は、
赤ムツのことですがムツとは分類が異なり、スズキ目スズキ科の魚です。

大きな目と口が特徴的で、背ビレは2つあり体色は暗褐色。

上あごよりも下あごが長く、口の中には鋭い歯があり他魚の幼魚や小魚、
小型の甲殻類などを食べています。

漢字では「鯥」と書き、方言で脂っこいを意味する「ムツコイ」が名前の由来です。

クロムツには少量の水銀が含まれるため、厚生労働省はクロムツの摂取量を、
1週間で160g程度がよいと発表しました。

とくに妊娠中は摂取量に注意しなければいけません。

ムツの生息場所

北海道南部~台湾北部までの太平洋沿岸、日本海や東シナ海などに生息しています。

稚魚~幼魚の時期は浅い湾内や海の岩場に生息し、全長40㎝前後になると水深100~150m、
成魚になると水深200~700mの岩礁域で生息するようになります。

ムツの旬の時期や季節はいつ

脂がのっていて一番おいしい時期は晩秋~冬です。

脂がのっている身は白濁した白身で、熱を通しても硬くならないのが特徴です。

脂を味うならやはり刺身がおすすめ。

煮付けや焼き魚はムツのおいしさが引き立つ定番料理です。

ほかにも鍋や汁物にフライなど、どのように調理しても、やわらかく甘みのある白身を味わうことができます。

濃い調味料は使わずにシンプルな味付けをすることで、ムツをよりおいしく味わうことができます。

この上質な脂ののった身に引けを取らないのが、
産卵をひかえた時期(1~4月頃)の卵巣「ムツ子」と呼ばれる部位です。

味はタラコに近く、煮付けや鍋に入れると絶品とされています。

ムツの販売価格・値段の相場は?

高級魚と言われるムツの相場は、3,000~5,000円/㎏です。

最も味が良いとされているのが、2~3㎏なのでこのサイズで6,000~10,000円ということになります。

ムツよりもクロムツの方が相場は高く、ドロムツは最高級魚として扱われます。

時期や大きさによって価格も変動し、スーパーや鮮魚店では、
1匹1,000~3,000円ほどで販売されていることもあります。

それでも一般的な鮮魚とくらべてかなり高級なことがわかりますね。

稚魚や幼魚はまとめ売りされていることが多く、総菜用の魚として安価で購入することができます。

ムツのまとめ

  • スズキ目ムツ科に分類される肉食性の深海魚
  • クロムツとの違いは側線上のウロコの数
  • 冬に鹿児島で捕れる大型のムツは「ドロムツ」と呼ばれる最高級魚
  • 北海道南部~台湾北部までの太平洋沿岸、日本海や東シナ海などに生息
  • 旬の時期は晩秋~冬
  • ムツ(クロムツ)の相場は、3,000~5,000円/㎏

なかなかお目にかかれない高級魚のムツ、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました!

  • B!

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