- サンマ(秋刀魚)の生態と特徴は?
- サンマ(秋刀魚)はどこに住んでいる?
- サンマ(秋刀魚)の旬と値段は?
食欲の秋であるこの時期はやはり美味しいものがたくさん出回ります。
その中でも食べたくなる魚といえば、「秋」という文字を名前に持つ秋刀魚(サンマ(秋刀魚))ですよね。
日本人なら誰しも、1度は食べたことがあるのではないでしょうか?
そんなサンマ(秋刀魚)について、上記3つを通して皆さんに紹介していきたいと思います。
■サンマ(秋刀魚)の生態と特徴
サンマ(秋刀魚)の体は細長く、背中は暗い青色です。小さくて剥がれやすい鱗を持っています。
そのため漁船から水揚げされる際にほとんどの鱗がはがれ落ちてしまいます。
サンマ(秋刀魚)は餌を食べてから30分程度で排出します。
これは他の魚に比べて短く、そのため内臓に独特の味わいがありえぐみが少なく、塩焼きにした時に好んで食べる人も多くいます。
食べ頃は脂の乗り切らない初秋だといわれています。
また、鮮度が良い生サンマ(秋刀魚)の見分け方としてもっとも簡単な見分け方は
①体がまっすぐなもの②口先が黄色っぽいもの③目に濁りがないもの、が鮮度が良いです。
より味の良いサンマ(秋刀魚)は尾も黄色っぽくなるそうですが、全身が黄色くなったサンマ(秋刀魚)も存在します。
何故黄色くなるのかは今のところ分からないようですが、黄色いサンマ(秋刀魚)は高級魚として扱われています。
サンマ(秋刀魚)は元より栄養価が高い魚ですが、それだけではありません。
サンマ(秋刀魚)には、DHA・EPAが多く含まれているので、血の流れを良くし、血管内に血の塊(血栓)が出来にくくする効果があると言われています。
血栓は脳梗塞や心筋梗塞、肺塞栓の原因になるため、それらの予防にもなります。
血圧を高くしたり、肥満の原因にもなるとされている悪玉コレステロール(LDL)を減らす効果もあります。
他にも、頭の回転を良くする働きもあるといわれています。
サンマ(秋刀魚)の生息場所
日本近海から、アメリカ大陸沿岸、メキシコの海にまでと広く生息しています。
季節によって海域内を移動するように泳いでいますがそのルートはまだよく分かっていません。
日本近海のサンマ(秋刀魚)は、太平洋側では孵化したあと、海流と一緒に北上して夏はオホーツク海のあたりで過ごします。
秋には産卵のために親潮に乗って近畿・九州沖まで泳ぎます。
サンマ(秋刀魚)の旬の時期・季節はいつ
サンマ(秋刀魚)の旬は8月末頃から10月中旬頃までといわれています。
旬に合わせて8月末頃から北海道から段々南下するように漁業が解禁されていくのです。
この期間のサンマ(秋刀魚)はサイズが大きく、脂もしっかりと乗っていてお刺身でも美味しく食べることが出来ます。
それ以降、10月中旬から11月中旬は旬が外れてしまっており、せっかく乗った脂が段々減っていってしまっています。
旬を外れたさんまは脂も減ってサイズも小さくなりますので刺身などの調理には不向きです。
しかし脂が減っているため、逆に干物には適しているためそのような加工をされることが多いです。
サンマ(秋刀魚)の値段の相場は?
サンマ(秋刀魚)といえば庶民の味方、家庭で気軽に食べられる美味しいお魚というイメージが強いですが、昨年(2017年)は生サンマ(秋刀魚)1匹なんと500円だったようです。
しかし今年(2018年)の8月末では都内で生サンマ(秋刀魚)1匹150円程度で売られています。
どうしてこんなに値段が違うのか、それは漁獲量が関係しています。
去年までの数年間はサンマ(秋刀魚)の漁獲量が減少していましたが今年はかなりの量のサンマ(秋刀魚)が捕れているようです。
そもそも何故サンマ(秋刀魚)の漁獲量が減っていたのかといいますと、中国や台湾がサンマ(秋刀魚)を乱獲していることや海の水温が変化しサンマ(秋刀魚)の稚魚が減少していることが原因として挙げられています。
まとめ
- サンマ(秋刀魚)は健康に良い
- サンマ(秋刀魚)の旬は8月末から10月中旬
- 今年のサンマ(秋刀魚)は安価
いかがでしたか?
今年のサンマ(秋刀魚)は去年と比べかなり手が出しやすいお値段になっているようです。
是非その時期にあった美味しい食べ方で秋の味覚である新鮮なサンマ(秋刀魚)を楽しんで下さいね。
この記事が少しでも、そのお手伝いを出来ていたらとっても嬉しいです。